フリーライターのシューさんにイロイロ聞いてみた「ゲームライターはじめて物語」(2/3)

フリーライターのシューさんにイロイロ聞いてみた「ゲームライターって職業どうなの?」(1/3)

2016.06.06

ライターはじめて物語

オタハナちゃん
ライターははじめた時期はいつごろですか?
シューさん
2009年11月末から始めました。22歳の時です。
オタハナちゃん
基本的なことですが応募方法はどういう感じなんですか?
シューさん
電撃プレイステーションの奥付に書いてあるもの募集を見て応募しました。
オタハナちゃん
その時に一緒に提出する課題のようなものはありましたか?
シューさん
自分の好きなゲームに対しての作文・論文?文章を書いてくれというものでした。そのゲームの魅力を伝えるような内容を書いて欲しいという趣旨がありました。内容ついての評価は今でも成否はわかりません。
オタハナちゃん
なるほど。採用・不採用はどのくらいのタイミングで通知が来るんですか?
シューさん
それがですね…送ってから半年後に来ました。
オタハナちゃん
半年後!?
シューさん
何も来ないのでとりあえずゲーセンで働き始めた3ヶ月後に返信が来ました…。あの時働いてたゲーセンさんには迷惑をかけてしまったなと…。
オタハナちゃん
そこは…色々と大人の事情があるのかもしれませんね…ちなみに一番最初に手がけた仕事は?
シューさん
編集部のシステム的に新人はどこかの狩りゲー班(モンハン・PSO・ゴッドイーター)に派遣されるんですよ。僕はそれがゴッドイーター班だったんですよ。ちょうど発売前の紹介記事から担当になりました。
オタハナちゃん
仕事内容はシューさんがイメージしていたものと一緒でしたか?
シューさん
最初はライターなんで文章書くだけだと思っていました…。しかし実際は違ってゲーム会社送られてくる資料を元にページデザインをする作業がありました。1ページに対して画像や文量や文章構成を考えなければならないのでとても大変でした。縦書きにするべきか、横書きにするべきかなど…かなり苦しみました。
オタハナちゃん
そこらへんのノウハウ…というかやり方みたいなものを教えてくれる人はいるですか?
シューさん
編集者がいるのでそこでページデザインのチェックが入ります。出来が良くなければリテイクが入りやり直しとなります。
オタハナちゃん
ちなみにどのような過程でページは完成するのですか?
シューさん
ライターはページデザインのラフ画を書いて編集さんにチェックしてもらいます。そこを通過するとデザイナーさんを通して自分の所に戻ってきます。それに文章を入れ再度編集さんに渡すという流れですね。
オタハナちゃん
諸々のチェック後に戻ってきたもので変更がかかることもありますか?
シューさん
ページデザインで解像度の関係であまり引き伸ばせない素材だったりすると文章量が増えたりということもあります。携帯機とかあまり画像を大きくしないで欲しいというリクエストなどもあります。
オタハナちゃん
ページデザインの際はアプリケーションソフトとかを利用するのですか?
シューさん
ページデザインは手書きです。紙にフリーハンドで書いたりコピーを切り貼りしたり赤ペンで注釈書いたりします。漫画のラフ描きのようなものです。
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オタハナちゃん
編集さんからのリテイクとかは多いですか?
シューさん
新人当初はめちゃくちゃありました。大きい、小さい、配置が違うなど試行錯誤して編集さんのOKをもらうまでやります。朝までに終われば良いと言われますが…。
オタハナちゃん
慣れるまではかなり大変な作業ですね…ちなみに心が折れちゃう事もありますか?
シューさん
新人の頃は折れました。夜中の新宿を歩いて気分転換にフラフラしたりしてました。
オタハナちゃん
ということは…辞めちゃう人は多いですか?
シューさん
かなり出入り激しいです。同期っているのかな…。同じ20代のメンツってのも数少ないですが、親の理解が得られない・実家の都合などもありますね。
オタハナちゃん
最初に任された記事が雑誌になったときはどんな気分でしたか?
シューさん
純粋に嬉しかったです。あと何か不思議な感じでした。自分としてはページの最終完成形を見るのはその時が初めてなので。こんな感じで出来上がるんだ~みたいな。色々な都合で自分のデザインしたのと少し違ってたりすることもありました。
オタハナちゃん
ちなみにご両親には教えましたか?
シューさん
教えましたが…あまり興味が無いようでした
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学校って学んだことは意味あった?

オタハナちゃん
ライター業をどこか専門学校などで学んだ経験はありますか?
シューさん
ゲーム関係ということなら2年間バンタンのゲームデザイン科に通っていました。
オタハナちゃん
専門学校で学んだことは役にたちましたか?
シューさん
役に立たなかった…んー役に立ったことはあります!100人ぐらいの前で企画発表をする機会が1ヶ月に一度ありましてそこで人前で話す度胸をおぼえました。ちなみに講師賞を頂きました。
オタハナちゃん
それはなかなか出来ない体験ですね。他には何かありますか?
シューさん
あと個人的に面白かったのが「猫」のお題で全員ゲームを作るという授業は楽しかったです。
オタハナちゃん
面白そうな授業ですね。見学してみたいです。
シューさん
課題では嫌いなゲームを糞ゲーという単語を使わないでプレゼンしろとか…何がこのゲームがダメなのかを理論建てて説明しろとか。それって面白いゲームを紹介するときも同じじゃないですか。そういう意味では役だったのではないかなと思います。あと途中で自分がやりたいのはゲームの企画ではないというのに気付けました。
オタハナちゃん
なるほど、自分がやりたいことが企画ではないと?
シューさん
ゲーム作っているよりプレイしている時の方が楽しい…というところですね。学校内でみんなで1~2時間企画会議をしている時に結局、今やってるゲームの話にしかならないですよ。企画の話より「このゲームってアレのアレに似てるよね」「あのゲームとあのゲームの要素を足そう」とかそうなっていくんですよね。自分は結局そういうゲームの話をしてる方が向いてるなと。
オタハナちゃん
これからゲームライターを志す人は最初どのような事から始めれば良いでしょうか、是非アドバイスをお願いします
シューさん
正直言って、今の時代執筆、掲載は誰にでも出来ます。その成否が個人ではつけられないだけであって。とりあえずは数を書く、掲載するが大事なのではないでしょうか。要所をまとめる能力も必要になってくるので、端的にゲームを表せるかどうかも大切かなと。Twitterの140字制限でゲームを表現してみるのも良いかと思います。